魅力あふれる野鳥

さいたまの冬2014

雄たけびを上げるモズ♂

さいたまの野鳥

2014年の冬に登場する野鳥たちは実際には2013年12月から2014年2月の間に撮影したものです。この冬は特別にたくさんの雪が降った日があり、普段は枯野の中に潜んでいる野鳥たちが純白の雪を背景にとても綺麗な姿を見せてくれました。ここに登場したオスの百舌鳥(英名;Bull-headed Shrike)は雪の積もった公園の桜の木の樹上で雪原に向かって大声で鳴き叫んでいるところです。

 

 

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羽を膨らませて寒さをしのぐハクセキレイ

さいたまの野鳥

ハクセキレイ(英名;White Wagtail、体長21cm)は日本をはじめアジアヨーロッパ大陸に広く分布している野鳥です。英名にあるように尾を上下に振り動かしながら河川や公園、農耕地を飛び回って昆虫類を捕食します。オスメスの色はほぼ同じですが、メスは冬の時期には頭から背が灰色に変わります。

 

 

さいたまの野鳥

 

雪が数十センチも降り積もった田んぼの畦で悄然として寒さをこらえているメスのハクセキレイ。これでは虫も見つかりませんね。

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


こちらのオスは積もった雪の中を精力的にあちこち動き回ってエサの昆虫類を探ししています。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


ハクセキレイによく似たセグロセキレイ(英名;Japanese Wagtail)は日本の固有種です。アジアやヨーロッパ大陸には住んでいません。ハクセキレイとの違いは目の後ろの耳羽や目の下のほほの部分が黒色です。

 

 

 

 


羽冠がセールスポイントのカシラダカ

さいたまの野鳥

カシラダカは冬になるとシベリア方面から渡ってくるホウジロ科の鳥です。(英名;Rustil Bunting,体長;15p)群れを作って平地の林や河原などの草地で草野実などを食べながら過ごします。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


羽の色は目立ちにくい薄茶色、お腹は白色、足はピンクです。枯野の中でひっそり生活しますが、雪の中では結構目立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


雪の積もった野原の日当たりの良い場所でわずかな食べ物を探します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


自慢の冠羽を風になびかせながらあたりの様子を伺っているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 


雪景色の中のホウアカ

さいたまの野鳥

雪の積もった田んぼでホウアカ(英名;Grey-headed Bunting)が雪が溶けてわずかに姿を現した枯れ草の中で虫を探しているのに出会いました。かなりお腹がすいているのでしょうか。一か所にとどまってずっとエサ探しをしています。私がかなり近づいても意に介す様子もなく懸命にエサを食べていました。

 

さいたまの野鳥


この冬の2月には異常なほどの大雪の日が二日もあり野鳥たちもかなり戸惑っている様子でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


羽を目いっぱい膨らませて丸くなって寒さをしのいでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


少しお腹がいっぱいになったのでしょう。エサ取りを休憩してちょっと頭掻きです。コミカルな表情ですが気持ちよさそうです。

 

 

 

 

 

 


ホントはおしゃれなカワラヒワ

さいたまの野鳥

カワラヒワ(英名;Oriental Greenfinch,体長15p)は本州以南の日本各地の農耕地、樹木の混じる公園や河原で見られる全体的に褐色の目立ちにくい小鳥です。特に頭部は太く短いくちばし以外は暗褐色で綺麗に撮るのに苦労します。しかしよく観察すると両サイドの黒色の風切羽には鮮やかな黄色が配色されていてとてもおしゃれな鳥です。10羽から数十羽の群れでピリピリピリと鳴きながら飛んで移動し、草木の実や虫などを食べて暮らしています。

 

さいたまの野鳥


雪の残る草地でエサを探すカワラヒワのオス。オスは全体的に緑色を帯びていて翼や尾の黄色が鮮やかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


川縁のノイバラのやぶに止まって休むカワラヒワの家族。

 

 

 

 

 

 


「ぬえとり」と呼ばれたトラツグミ

さいたまの野鳥

トラツグミ(英名; White's Thrush、体長30p)は繁殖期以外はほとんど単独で行動しています。黒と茶色のまだらの羽模様からトラツグミと呼ばれています。この冬はトラツグミが埼玉県内の公園などでしばしば見ることができました。夜間にはヒューイ、ヒューイと笛を吹くような寂しい声で鳴くため、奈良時代にはぬえとりと呼ばれていました。

 

さいたまの野鳥


公園の草地でエサを探すクロツグミ。枯れ草の色に同化して見つけにくい鳥です。後方は一般的な渡り鳥のツグミです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


あまり見かけることの少ないトラツグミが公園で見られると沢山のカメラマンが来ていましたが、一向に気にすることもなくエサ探しをしていました。

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


好物のミミズを探し当てて食べるトラツグミ。土の中に潜っているミミズを匂いとか気配で見つけるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 


日本で越冬するタヒバリ

さいたまの野鳥

タヒバリ(英名;Water Pipit,体長16p)はシベリアやカムチャッカ方面からやってきて河原や田んぼなどで冬を越します。セキレイ科の鳥で長い尾を上下に振りながら昆虫や草の実を探し出して食べる。夏を過ごす北国を思ってか、雪の積もった田んぼの中を嬉しそうに走り回っていた。

 

 

 

さいたまの野鳥


ピンクの長い足で動き回る姿はセキレイそのものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


雪の中に隠れたエサを一生懸命さがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


枯野が雪に覆われるとタヒバリもとても綺麗です。

 

 

 

 

 

 

 


すぐそばにいても見つからないヒバリ

さいたまの野鳥

ヒバリ(英名;Skylark,体長17p)はアジア、ヨーロッパ大陸に広く分布しています。、冬期は田んぼや畑の中で家族でひっそりと生活していますが、春には空高く舞い上がりピーチクピーチクと大きな声で縄張りを宣言します。雌雄同色ですが、オスは頭の上の羽をよく立てるのでそれと推定できます。

 

 

 

さいたまの野鳥


枯れ草の中ではまったく目立たない色合いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


枯れ草の中に溶け込んでよく目を凝らさないとまず見つけられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


雪の中ではくっきりと姿が識別できます。丸くなって寒さをこらえる姿はとてもかわいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいたまの野鳥


一家で仲良く食事中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


丸々と羽を膨らませているジョウビタキ

ジョウビタキ

日本に越冬しにやってくるおなじみのジョウビタキ(英名;Daurian Redstart,体長;14p)、その表情やしぐさはいつ見てもついシャッターを切ってしまうほどかわいらしいですよ。こちらはオスのジョウビタキです。

 

ジョウビタキ


雪の朝、寒そうに丸まって枯れ草に止まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョウビタキ


ジョウビタキはメスのほうがかわいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョウビタキ


かわいらしさを目いっぱいアピールしてくれました。拡大するともっとかわいいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョウビタキ


得意の振り返りのポーズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョウビタキ


とても凛々しいオスのジョウビタキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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