冬(その1)・・・大物を捕らえたアオサギ
沼の主のような大ナマズを捕らえたアオサギ(英名;Grey Heron、体長93p)がライバルに邪魔されずに食べられる場所を探して悠々と歩いていきます。
大物を捕らえたアオサギが得意顔で休息しているハマシギの群れを割いて上陸してきました。撮影地;川越市
一対のコガモ(英名;Teal、体長 38p)が沼の波打ち際で仲良く採餌していました。
隊列を組んで休むコサギ(英名;Little Egret、体長 61p)の群れ。
二羽で泳ぐオオハシシギ。
仲良く採餌。秋にやってきたオオハシシギはとうとう春先までこの沼で冬を過ごしました。撮影地;川越市
目の前に飛んできたキセキレイ(英名;Grey Wagtail、体長 20p)。
採餌中、カメラを気にしてこちらの様子を伺うキセキレイ。撮影地;飯能市
餌場に降りてきたカケス(英名;Eurasian Jay、体長33p)。撮影地;北本市
ノイバラの小枝に止ったアオジ(英名;Black-faiced Bunting、体長 16p)。
冬(その2)内陸の湖沼にやってきたウミアイサ
風が強くよく晴れた日の朝、いつもの沼に変わった鳥が来ていました。なんと海鳥のウミアイサ(英名;Red-brested Merganser、体長 55p)が潜りながら採餌していました。
ウミアイサの英語名の由来である胸の赤い羽色も確認できます。撮影地;川越市
こちらは海からほど近くのマガモやコハクチョウがやってくる灌漑用のため池にやってきていたウミアイサ。撮影地;山形県
続いたハヤブサとの出会い
いつも立ち寄る沼で見慣れる鳥が飛びました。素早くシャッターを切ってから確認すると、それはハヤブサ(英名;Peregrine Falcon、体長 ♂42p、♀49p)でした。撮影地;川越市
広大な田園地帯で田んぼの中にじっとたたずんでいる鳥影を見つけました。農道を車でそっと近寄ってみるとそれは獲物を狙ってじっとしているハヤブサです。撮影地;山形県
飛び立とうとするハヤブサ。
餌を求めて別な場所に飛んでいきました。
街の近くの公園に毎年やってくるトモエガモ
毎年やってくるトモエガモ(英名;Baikal Teal、体長 40p)に逢いに街の近くの公園を訪ねました。たくさんのカモたちに混じって泳ぐトモエガモに今年も逢うことができました。
以前はとても用心深かったのですが、今ではこの通り来園者の呉れるパンくずをもらいにほかのカモたちと一緒に堂々と陸に上がってきます。
羽ばたく姿も見せてくれます。
お立ち台を独り占めして何人ものカメラマンを引き付けています。撮影地;さいたま市
同じ池に来ていたオナガガモ♂(英名;Northern Pintail、体長75p)。
オカヨシガモ(英名;Gadwall、体長 50p)も来ていました。
水辺に水を飲みに来たシメ(英名;Hawfinch、体長 19p)。
池のそばの林の中で見かけたアカハラ(英名;Brown-headed Thrush、体長 24p)。撮影地;さいたま市
民家の軒先で長逗留したコノドジロムシクイ
夏はヨーロッパ、中国北部などで繁殖し、冬はアフリカ北東部などで過ごすコノドジロムシクイ(英名;Lesser Whitethroat、体長13p)が、この冬迷鳥として東京の郊外にやってきた。
民家の庭先がお気に入りの様子で、この場所にしばらく滞在していたようです。
現地では、住宅地の狭い道路にこの珍鳥を撮影しようと連日多くのカメラマンが押しかけて地元の方々には多大なご心配をおかけしてしまっていたとお聞きしました。この日はなるべくご迷惑にならないように気を付けながら撮影させていただき早々に退散しました。撮影地;東京都
冬(その3)ひっそりと冬を過ごすオオジュリン
新潟市の福島潟を散策中、枯れた葦の茂みの中を静かに移動しながら採餌しているオオジュリン(英名;Common Reed Bunting、体長 16p)の小群を見つけました。上の写真の中央付近で白いお腹を見せているオオジュリンの左右に計4羽が写りこんでいます。
葦の藪の前でしばらく待っていると一羽のオオジュリンがすぐそばに出てきてくれました。
北海道や本州北部で繁殖するオオジュリンは夏になるとオスは頭部が黒くなるため、かつては「鍋かぶり」と呼ばれたそうです。
エナガの悲劇
二月のある日、家のすぐ前にある小さな公園で二羽のエナガ(英名;Long-tailed Tit、体長14p)がジュリジュリ、ジュリッと鳴きかわしながら飛び回っていました。
エナガの動きをよく観察すると辺りの樹木についたコケやクモの糸を集めては公園にあるビワの木の中に飛び込んでいきます。
ビワの樹の下から上を見ると作りかけの巣が見えました。
巣作りに忙しく飛び回るエナガの姿が3月に入ってからはあまり見えなくなりました。ビワの樹の下から覗くと巣は立派に完成しています。どうやら抱卵しているようです。
ところが3月末のある日、異常に激しく鳴きながら飛び回る二羽のエナガに気づきビワの木の傍に行ってみると、木の下には巣材やエナガの羽が散乱していました。巣のあった場所には何も残っていませんでした。厳しい自然界の生存競争を目の当たりにして愕然としました。撮影地;川越市
キジの縄張り争いを目撃
2月上旬、よく行くビオトープを探鳥していると林の中でバキバキッ!と大きな物音がしました。音のしたあたりの林の中をそっと伺うと、ヤブランの茂みの中で二羽のオスのキジがじっとにらめっこをしています。
一度仕切り直しをした後、再度のにらめっこです。どうやら縄張りをめぐる戦いのようです。
突然右側の一羽が上に飛びあがりました。どうやらにらみ合いに勝敗が決したようです、飛びあがったが敗者だったようで、この後彼は静かにこの場を離れていきました。
(後日談)4月半ばのビオトープの朝、縄張りを得たオスのキジはきれいなメスに尾羽を広げてお辞儀しています。めでたくカップルが誕生したようですね。
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