朝7時過ぎに稚内港を出発、船上から海鳥を探しました。

早速オオハム(英名;Black-throated Loon、体長72p ♂)が姿を見せてくれました。

フェリーが沖合に出ると航路を避けて飛び去るウトウ(英名;Rhinoceros Auklet、体長 38p)の群れがたくさん見られました。

薄緑色に澄んだ波の上を飛ぶウトウの小群。

一瞬飛んだ一羽のウミスズメ(英名;Ancient Murrelet、体長 24p)。

ウミネコ(英名;Black-tailed Gull、体長 46p)の群れ。左下の脚のピンクの個体は嘴の先が黒く若いカモメか?

ミツユビカモメが(英名;Black-Legged Kittiwake、体長 41p)がフェリーの横を後方に飛んで行きました。

シャッターチャンスはこの時だけ!残念ながらピントが甘かったです。

濃いこげ茶色をしたハシボソミズナギドリ(英名;Short-tailed Shearwater、体長 42p)の群れが次々とフェリーを避けて飛んでいきます。

かなり鮮明に撮影できましたが、距離が遠くこれが精一杯です。

アカエリヒレアシシギ(英名;Red-necked Phalarope、体長 18p)の群れがハシボソミズナギドリの群れと一緒に飛んでいきます。

広い海原を飛ぶアカエリヒレアシシギはとても小さく見えます。

二時間弱の乗船時間でフェリーは利尻島の鴛泊(おしどまり)港に到着しました。

早速お目当てのクマゲラ(英名;Black Woodpecker、45-46p)の観察ポイントへ移動し待つこと2時間あまり、ようやく抱卵交代時間となりメスのクマゲラ(後頭部が少しだけ赤色)が巣穴の近くにやってきました。

近くにメスがやってきて間もなく、巣穴からオスが飛び出していきます。

メスのクマゲラは巣穴の様子を入念に確認すると中に入っていきました。

クマゲラポイントからコマドリの鳴き声などを聞きながら移動しているとき目の前の樹上に何かが止まりました。

逆光気味だったのでプラスに露出補正してピントを合わせるとそれは綺麗なオオルリ(英名;Blue-and-white Flycastcher、体長 16-16.5p)のオスでした。

バスで移動中これまで雲に隠れていた利尻富士がくっきりと姿を現しました。

望遠レンズを通して頂上付近を写してみるとまるで北アルプスの槍ヶ岳のような急峻な岩山が雪に覆われています。

海岸に突き出した岩の上で営巣しているセグロカモメ(英名;Herring Gull、体長 61p)。

波打ち際の岩場で羽を休める二羽のヒメウ(英名;Pelagic Cormorant、体長 73p)。傍にいるのはウミネコ(英名;Black-tailed Gull、体長 46p)。

大きな波の打ち寄せる岸近く、波に乗りながら採餌するアカエリヒレアシシギ(英名;Wilson's Phalarope、体長 23p)の大群。

海面近くを泳ぐ小エビか何かを食べているように見えます。

沖合で顔や腕を出して遊んでいる?アザラシの家族がいます。

草むらに目を移すとノドが鮮やかな赤色のノゴマ(英名;Siberian Rubythroat、体調 15-16p)がいます。

恋のお相手を探しているのでしょうか?

運動場のフェンスに止ったノビタキ♀(英名;Common Stonechat、体長 13p)。

イスカ(英名;Red Crossbill、体長 16-17p)がもみの木の上に止りました。

赤味のある羽色からオスです。

マヒワ(英名;Eurasian Siskin、体長 12-13p)の群れがやってきました。

新芽か何かを食べているようです。

利尻島はちょうどこの時期サクラの花が咲き始めたところです。